重い雰囲気。
テレビに向かうように並べなれたソファたちは、全て誰かしら座っていた。
2つある一人用ソファは男二人が、
少し長い二人用ソファは女二人が座っていた。
このソファの席は、ココに居る時から決まっていて今も変わらず同じ席に座ってる。
ガラスのミニテーブルを挟んで向かい側の席、
犬はテレビを見終わると無言で去っていってしまった。
コラ、この雰囲気作った元凶がいち早く行くな。
言っても無駄に終わるから言わないけれど。
犬が去ってから少ししたら右隣でイタリア講座を見てる髑髏が立ち上がって行った。
よかった・・・千種と髑髏に挟まれてると疲れる。
左斜め前に居る千種を見ながら思う。
「何」
ただ一言、そう言われた。
「髑髏イジメ、やめなよ。あたしが疲れる」
静寂の中、ポツリと言われた一言にびびりながらも答えた。
雑誌見ながら、一瞬見ただけなのに・・・流石。
「犬がしなくなったら」
眼鏡の奥の瞳は、手に持ってるヨーヨーに視線がいってた。
子供みたいなことを言うなぁ・・・。
「今失礼なこと、考えたでしょ」
「あは、バレた?」
千種が必要以上に話してくれるのは、遊んでいいときだ。
小バカにしたように、笑いながら席を立つ。
「抱きしめないよ」あ、こないだの罰ゲーム根に持ってる。
「千種が条件なしに抱くとは思わないから」千種の後ろに回り込む。
低めのソファだから、膝立ちしても座ったときとぴったり頭の位置が一緒。
後ろから腕を伸ばして、眼鏡を取る。
「・・・何すんの」
「ギャッ!度、強ッ」
「・・・・・・」
意外に目悪かったんだぁ・・・。
一瞬だけ掛けてた眼鏡を外す。
「骸様」
「ん?骸さん?」
「心配されて買ってもらった」
「・・・あぁ。そんな悪くないのに骸さんの過保護でもらったのね」
「・・・骸様に言っておく」
「骸さんの親切で買ってもらったのね」
畜生、千種のチクりマン。・・・あ、いいかも。
「チクリ」
「は」
「チクリマンな千種は、今日からチクリって呼ぶから!」
「止めてよ、そんなダサい」
い、言いやがったな!傑作だと思ったのに。
・・・前から思ってたんだけど、千種とはまあまあ仲良いから呼び名変えたいんだよねぇ。
「じゃあチクたんとちぃたん、どっちがいい?」
「殺すよ」
「酷っ!冗談でも殺すはないでしょー?」
「・・・・・・・・・」
黙りこくった千種に返答を求めるため、腕を千種の首に巻き付けてソファ越しに抱きしめた。
のに、まだ反応も示さなくてムカっときたので、肩に顎乗せた。
のに、まだやっぱり反応示さなくて、次は耳にふって息掛けたら…
カタッ
引っ張られてキス。千種の眼鏡が音を立てた。
「・・・千種、でいいでしょ」
まるで小さい子供に教えてるように言う。
キスとそのセリフに、最早何も言えなくなった。
呼び名
(・・・じゃあチクチクちゃ…/犯すよ)
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落ち微妙・・・。
アップできないのにイラついて、日記にアップした千種
・・・難しいな。
2007.09.22